他人

雪が降りましたね。いつの話ししてるんだって思われそうですが
雪が降る前日の朝、タクシーに乗りました。
わたしのあたらしいお仕事はちょっと変わっていて、車やバスで出勤することが禁止されています。意味がわかりませんね
なのでこっそり乗ったのでした。
運転手のおじさんと、雪の話しをしました。
 
家にいると冬が好きってこと忘れちゃうけど、冬が好きです。
 
最近、ヨガ教室に通っています。なんとなく恥ずかしいのであまり言わないようにしていますが 
大体レッスンは1時間くらいで、決まって最後の10分間は、照明を落とし目を瞑り、寝るポーズで休みます
たぶんこれは、リラックスとか、無心になるとか、そういうのをやらされているんでしょうけど どうしても他人のにおいや自分の呼吸音が気になって目を開けるとほの暗い天井、子どものころに連れていかれたスーパー銭湯の仮眠フロアを思い出しました。すごく嫌いだったんです。
不快感がどんどん分岐していって、誰にも話していない悩みや、書かなきゃならない書類やいまの生活のこと、そして我慢していたことを言えるようになってしまったせいで離れた家族や友人のことを思いすこし泣きました。ヨガの教室で寝るポーズをとりながら… 気持ち悪いですよね
電気がつくと引き戻されて頭がぼんやりします 薬を飲まされてるみたい
他人を愛したいけど存在を感じるのが苦手だ
 
誠実さは必要ないという一言が忘れられず、いつまでも思い出します。その人は恐らくわたしのために言ってくれたのですが、そんな言葉は全然わたしのためにはならないし、ショックでした。
どうして他人の人生を変えてしまうような言葉を簡単に言ってしまえるんですか 誠実を捨てたからですか
 
正しいとか間違ってるとかそういうのはほんとうは存在しなくて、みんなが勝手に信じてるだけのことなんだと思う。